2014年8月3日日曜日

「A French Girl in New York」 Anna Adams

キンドルでペーパバックを読んでいるが、基本的には通勤の電車の中でだけだ。帰りはぐったりしていることがあるので、その場合は読まない(というか、読めない。なぜなら、必要な集中力が減退しているので。)
それでも少しずつは進んでいるわけで、ようやく、この軽い小説を読み終えた。英語ネイティブであれば、主人公と同年代のティーンエージャー向けだろう。

あらすじ:
両親もわからず、ほとんど召使同様の待遇で育ての親に育てられていた少女Maudeが、ふとしたきっかけでニューヨークの音楽プロデューサーに才能を見出される。フランスからニューヨークに連れ出されるための手続きや条件で難航したものの、ついにフランスの田舎からニューヨークに行くことができた。そこで、身近な人間の裏切りなどがあったものの最終的にはデビューを果たす。ただし、ニューヨークに行くのは期限付きであり、半年後には元のフランスの田舎の育ての親の家族の下に戻らなければならなかった。メジャーデビューを果たしたにもかかわらず、フランスの育ての親から離れる条件は、半年後にはフランスに戻り、さらに召使同様の生活を強いるという契約だったのだ。しかし、その契約自体がおかしいことが証明され、Maudeは再びニューヨークに戻ることができた。(めでたしめでたし)。

と、あらすじを書いてみたが、全然おもしろそうでない(w)。そうではなく、ストーリーの展開のなかには、男女間の心理的な描写や、なぜ、Maudeが孤児になり、どういった経緯で育ての親に預けられることになったのか、また、新たな家族とのつながりが明るみになるところも織り込まれており、小説として楽しめると思う。ただし、ノンネイティブ(少なくとも私のレベル)にとっては、Kindle上で随時単語チェックはかかせなかった。




‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■squeeze someone's arm
人の腕をぎゅっと一瞬力をこめて握る《友情・感情・共感・同情などの気持ちをこめた友好的接触動作》[出典:しぐさの英語表現辞典]

"Dad said you knew all the classical composers?" asked Jazmine, squeezing her arm excitedly.[No.1017]

MaudeがNYで世話になることになった家族の一員であるJazmineが、Maudeがクラシックに造詣の深いことを聞いていたことをMaudeに確認する場面です。実は、最初はこの文の意味がつかみにくかったのですが、その理由が見直してわかりました。文法上はherがMaudeでなくてJazmineであることも可能だからです。しかし、自分の腕をぎゅっと握ることはほぼないと考えられれば、すんなりと意味がわかります。
簡単な単語でも組み合わせ等によって別の意味を持つ場合もあるので侮れないです。

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