2014年8月26日火曜日

飼い猫回想

7月26日から1ヶ月が過ぎた。うちの猫が死んでから1ヶ月である。猫の様子に変化が見られてから4ヶ月でこの世を去った。当初は、猫に対してもう少し距離を置いて付き合うつもりであったが、さすがに12年あまりも同居していたので、もはや家族同然であったと認める存在となった。

通常考えると、ネコのほうがヒトよりかは短命なわけで(15年生きれば長生きのほう)、ほぼ間違いなく飼い主よりも先立つのが早いことは明らかである(飼い主が「老人」であれば状況は違うでしょうが。事実、里親募集の条件で「60歳以下」を挙げているのもある。)つまり、飼い主は飼い猫を見送る覚悟が飼い始めた時点で必要なのだ。その覚悟が「あやふや」だったために、今、いろいろと後悔することも多い。常々、「やらないで後悔するよりはやって後悔することを選びたい」と言っておきながら、判断が遅れてしまっては「やっても結局、後悔の念は大きいのだ」と、今回の猫が死んでしまった件で認識した。

元々は野良猫であったが、成り行き上、飼う羽目になってしまった飼い猫。その時期の猫との出会い、そして、先月の別れ、ひょっとすると、その出会いは偶然ではなく、また、先月の別れもその役目を終えた故の必然だったのではないかと思ったりする。

そのうち、猫の病状と、どういう経過をたどったのかをまとめたい。しかし、まだ、気持ちの整理がついていないし、あまり思い出したくないこともある。ネコに対して「49日」とかヒトの場合をあてはめたくないが、起きたことを冷静に見つめなおすためには、そのくらいの時間が必要なのかもしれない。

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