2013年6月15日土曜日

英語の語彙力向上に楽な道は、、、ない

■英語学習の上で、重要な要素の一つは語彙力です。
地道に単語を記憶していくしかないのでしょうが、年齢とともに記憶力が低下していくことは否めません。

■今朝の日経新聞のNIKKEIプラスワン2面「とことん試します」で、アラフォー記者が英単語学習を試してみた記事を目にしました。
「アラフォーからの英単語学習、専門家に聞いた秘訣は」という内容で以下の5点にまとめられていました:
  1. 丸暗記は非効率。「暗記より推理」と心がけよ
  2. 単語を分解してみよう
  3. 覚える単語を分野別に整理
  4. 復習は高速で
  5. 定着のために、自分なりの「実用」を考えて
スマホのアプリ利用やネットの英語学習サイト利用も紹介されていました。そこで紹介されていた「ウェブリオ」は辞書サービスを提供しており、私も利用しています(http://ejje.weblio.jp/)。英和、和英はもちろんですが、調べた単語を単語帳として保存しておくことが可能です(無料会員では単語登録数の制限があります)。

2については、大学受験の際の単語暗記本にも書いてありました。接頭語や接尾語に分解してみれば、1の「推理」して意味を知ることにつながりますね。

5がやはり重要です。文のなかで覚えた単語の意味をとらえる、あるいは、話す機会があればそこで使ってみると、使用頻度が高まるに従って脳に定着するでしょう。
逆に使用頻度の少ない単語を長らく脳内の記憶に定着させておくことは難しいでしょう。

 私の場合、単語を記憶する「作業」はつまらないので、ここのところ、キンドルでペーパーバックを読んで語彙を増やそうとしています。日常的に使われているような単語で知らないものに遭遇するので、それなりの新鮮味があります。わからない単語をタッチするだけで意味が表示されるので、別途辞書を用意する必要もなく電車の中でも読み進められます。


■結局、「何のために」単語力を高めたいかで、アプローチも変わってくるでしょう。
英語を使う場面を考えると、語彙が豊富でなくても、話したり書いたりする際には平易な表現に言い換えれできれば切り抜けることができます。
ただ、問題は、特に話している場面で「難しい言葉(概念)」を「(自分の語彙力でカバーできる)やさしい言葉」で素早く表現できるかという点です。例えば「官僚主義」(bureaucracy)を平易な英語で説明できるか?と考えると、たぶん無理です(英語で「官僚主義」を説明できる人は、bureaucracyという単語を知っている語学力があるでしょうねw)。

となると、聞いたり読んだりする場合にもっとも語彙力がきいてくることになります。やはり、「言い換え」ができるにしても、語彙力があるに越したことはないです。

ある程度の速さで語彙力を高めるには、「楽しくやれる方法」を見つけるほかに、地道な暗記作業も必要なのでしょうね。


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