2015年4月26日日曜日

「Liar's Fire」 Dee Burks

 主人公SerenaとTylerのオトナのラブストーリーだが、そこには二人のそれぞれの過去がからんでいる。Serenaは大学に入る前の年頃の息子を持つシングルマザーであり、その経歴は後半で明らかになる。一方、Tylerはレストランシェフであるがその兄弟は弁護士などの社会的な地位の高いとみなされる職業についており、兄弟のなかでは少し変わった存在である。また、親友を自分の過失で失った過去持っている。

二人の出会いは、勝手に出された恋人募集のブラインドデートの類であり、両者とも全くその気がなかった。しかし、恋人同士の「ふり」をしなければいけなくなったところから、恋が始まるという、悪く言えばベタな展開である。しかし、二人の心情の変遷の描写はなかなかである。

終盤でタイトルのにFireは関係あるとしても、なぜ「Liar's」なのかはわからずじまいであった。



‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■He made a face.[424]
「顔をしかめた」ですが、日常でも使うかは?です。

■She'd been a good sport, jumped in and helped him out of a tight spot with the restaurant, too.[1586]
「カラッとした人」という訳が検索されます。sportsと複数形には馴染みがありますが、単数形の用法は実際のところ使用頻度は高くないと思いますが。

■"Like a long shot of a long shot?".[2018]
繰り返されてますので「大穴中の大穴」という意味合いでしょう。

■"Don't fret over it."[4033]
fret over「ヤキモキする」「悩む」なので、「くよくよするな」となるようです。

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