2013年9月16日月曜日

「スーパーホテル」に滞在して、人件費のことを考える

仕事の都合により、2~3週間ほど同じところに滞在しています。最近では、宿泊先をネットで簡単に予約できるので便利です。
滞在しているその北の地方都市には、数件のビジネスホテルがありますが、ここのところ「スーパーホテル」をひいきにしています。

一泊5000円前後(たぶん冬はシーズンオフなのでもっと安いです)で、値段は安いほうでしょう。

以下のような特徴があり、これらが人件費節減に寄与していると考えられます。
  • 部屋のカギはなく、チェックインの際に暗証番号をもらう。チェックアウトの手続きは不要。
  • 部屋に電話がない。すなわちフロントの電話番が不要。
  • 現金支払いの場合には、ATMみたいな機械へ現金を入れる。
  • フロントは7~24時までしか開いていない。

また、ビジネスホテルの機能として「よく眠れる」ための工夫がなされています。
  • 枕の選択が可能。好みのものをフロント横からもっていってよい。
  • 窓のブラインドが完全遮光になっているため、早朝の明るさに邪魔されずに眠れる。
あとは、朝食無料(1階のロビーで、いわゆるバイキング方式で好きなものをとる)もよい点です。


部屋の清掃が必要であれば、10時~15時に部屋を空けなければならないのは不便ですが、(掃除なしで、部屋に居続けることも可)。これは、日本のホテルならば同じかもしれません。決まった時間に集中して清掃をすることが人件費の節約には欠かせないと思われます。


フロントで下記の本が販売されていました。たぶん、この本の中に、スーパーホテルの成功の秘密が書かれているのでしょう。


日本国内でのホテルなどのサービス業は、インターネットで海外の労働力を使う訳にはいかないので、当面は、「いかに労働力を減らせるか?」の傾向は続くでしょう。
しかし、将来、日本が移民を受け入れできるようになった場合には、労働の単価を下げられるので、そこでまた新たなビジネスモデルが生まれるのか、興味のあるところです。

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