2013年8月18日日曜日

タイで感じること


何とか夏休みをとることができ、今、タイにいる。
タイに来て一番に感じるのは、物価の安さだ。スーパーで売っていたスイカ(ラグビーボール形)はキロあたり19バーツだった。1万円をこちらで両替したら3009バーツだったので、キロ63円に相当する。小玉スイカ3kgとして約190円、日本で買うと1000円はするのでざっと5分の1である。(スイカの種類にもよるが。) もちろん果物や野菜は極端な例かもしれないが、総じて食費は安く済む。しかも屋台や市場で調理済みのものを買っても同じく安い(安く上げるために自炊する必要もない。)
田舎の、とある市場にて
だから「人生の谷」(注)にいた時に、いっそのことタイに移住しようかと真剣に考えたことがある。理由は日本より安く暮らせるのではないかと考えたからだ。しかし、結局その計画を実行するには至らなかった。
一つには、健康に自信がなかったためである。日本では健康保健でそれなりのお金を徴収されているが、同じサービスを海外で受けるとなると高くつく場合が多いだろう。
もう一つは、自分の運の良さに自信がなかったからである。こちらタイのニュースを見ていると、事故や事件が多い気がする。これらに巻き込まれなければよいのだが、その保証はない。(日本でも、物騒なご近所殺人事件が起きたので、日本が平和であるとも言えないが。)麻薬中毒者の絡んだ事件は、日本より明らかに多い。

タイ移住を考えていた頃、タイに関する本をいろいろ読んだ。タイ本は数多くあるが、下川裕治氏の本を挙げたい。彼の本はどれも面白かったが、最近のもので「移住」ものだとこれだと思う。

「行き場」ではなく「生き場」とにしているところが、日本で暮らす閉塞感から脱したい人々の感じを表している。

(注)山あり谷ありで、よい時と悪い時のどちらが山でどちらが谷かという議論(?)がありますが、「あの時がピークだった」と言ったり「どん底だった」と言ったりすることから、よい時が「山」で、悪い時が「谷」だと解釈しています。




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