主人公SerenaとTylerのオトナのラブストーリーだが、そこには二人のそれぞれの過去がからんでいる。Serenaは大学に入る前の年頃の息子を持つシングルマザーであり、その経歴は後半で明らかになる。一方、Tylerはレストランシェフであるがその兄弟は弁護士などの社会的な地位の高いとみなされる職業についており、兄弟のなかでは少し変わった存在である。また、親友を自分の過失で失った過去持っている。
二人の出会いは、勝手に出された恋人募集のブラインドデートの類であり、両者とも全くその気がなかった。しかし、恋人同士の「ふり」をしなければいけなくなったところから、恋が始まるという、悪く言えばベタな展開である。しかし、二人の心情の変遷の描写はなかなかである。
終盤でタイトルのにFireは関係あるとしても、なぜ「Liar's」なのかはわからずじまいであった。
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■He made a face.[424]
「顔をしかめた」ですが、日常でも使うかは?です。
■She'd been a good sport, jumped in and helped him out of a tight spot with the restaurant, too.[1586]
「カラッとした人」という訳が検索されます。sportsと複数形には馴染みがありますが、単数形の用法は実際のところ使用頻度は高くないと思いますが。
■"Like a long shot of a long shot?".[2018]
繰り返されてますので「大穴中の大穴」という意味合いでしょう。
■"Don't fret over it."[4033]
fret over「ヤキモキする」「悩む」なので、「くよくよするな」となるようです。
当ブログに訪問いただきありがとうございます。 自分の読んだ本のレビュー(メモ程度ですが)、語学学習の経験、そして猫についてつれづれなるままに書いています。なお、本に関しては、原則、『「タイトル」-著者』の見出しにしています。
2015年4月26日日曜日
2015年4月20日月曜日
「ネイティブなら6歳児でも持っている英語のコアの育て方」内海克泰
英語の勉強法の本だ。
世間にはいろんな勉強法があるが、なんといってもその「核」をまずつくることが大切で、その道は楽ではないと指摘している(たいていの人はわかっていることだが。)この本で示されている方法とは、まず「核本」を見つけそれをひたすら繰り返して「完全に」マスターしろという具体的なものだ。「完全に」とはすなわち、5~100回(注:5~10回の間違いではありません)は繰り返して最終的には暗誦できるようになれと、それから次の部分に進めというものだ。「核本」として、「アメリカ口語教本」や、高校あるいは中学の英語の教科書を挙げている。
ここでは「核」と呼んでいるが、要するに「基礎」のないところにはその先がないということだろう。武道であっても、また、音楽や絵画のような芸術の世界でも、最初は「基本」があってそこから発展がある。そして大抵は基礎の繰り返しは単調で面白くないだろうが、その基礎がなければ独自性を生み出すことはできないだろう(「守破離」といわれるように、はじめから「破」や「離」があるわけではない。)
著者の方法は相当なスパルタ式だが、最終的には同時通訳レベルを目指すには適用できるだろう。英語「で」メシを食べていこうとする人には大いに役立つはずだ。それ以外の人であれば、自分の持ち時間の配分をよく考えてやり方を決めればよいだろう。
さすがに繰り返しは飽きそうだが、気が乗らないときには音楽を聴きながら音読するといった具体的な方法を勧めている。
世間にはいろんな勉強法があるが、なんといってもその「核」をまずつくることが大切で、その道は楽ではないと指摘している(たいていの人はわかっていることだが。)この本で示されている方法とは、まず「核本」を見つけそれをひたすら繰り返して「完全に」マスターしろという具体的なものだ。「完全に」とはすなわち、5~100回(注:5~10回の間違いではありません)は繰り返して最終的には暗誦できるようになれと、それから次の部分に進めというものだ。「核本」として、「アメリカ口語教本」や、高校あるいは中学の英語の教科書を挙げている。
ここでは「核」と呼んでいるが、要するに「基礎」のないところにはその先がないということだろう。武道であっても、また、音楽や絵画のような芸術の世界でも、最初は「基本」があってそこから発展がある。そして大抵は基礎の繰り返しは単調で面白くないだろうが、その基礎がなければ独自性を生み出すことはできないだろう(「守破離」といわれるように、はじめから「破」や「離」があるわけではない。)
著者の方法は相当なスパルタ式だが、最終的には同時通訳レベルを目指すには適用できるだろう。英語「で」メシを食べていこうとする人には大いに役立つはずだ。それ以外の人であれば、自分の持ち時間の配分をよく考えてやり方を決めればよいだろう。
さすがに繰り返しは飽きそうだが、気が乗らないときには音楽を聴きながら音読するといった具体的な方法を勧めている。
2014年12月21日日曜日
コミュニケーション言語の歩み寄りの必要性
英語を話す(英語でコミュニケーションをとろうとする)場合、自分と相手の英語力が同等であればあまり問題は感じない。すなわち、自分の知っている語彙や表現をそのまま使えば、相手も理解してくれるからである。同様に、相手の話で使われる語彙や表現にも同じことがいえる。
次に自分の英語力よりも相手のほうが上の場合はどうだろうか。例えば相手がネイティブスピーカーの場合である。この場合は、自分の知っている語彙や単語があまり簡単でなくても、相手は理解してくれるだろう。一方、相手のネイティブスピーカーは、ある程度「手加減」してやる必要がある。すなわち、「このくらいの言い回しであれば相手が知っているだろう」とか、「この表現は難しそうなので、簡単な言い回しに変えよう」といった「歩み寄る姿勢」である。
これとは反対の状況で、相手の英語力が自分よりも低い状況ではどうだろうか。その時は、自分が「歩み寄る」姿勢をとらなければ、コミュニケーションが困難となる可能性が高くなる。
英語が第一言語の世界では、こちらが歩み寄る必要はない(相手の教育レベルにもよるが)。しかし、英語が非母国語の世界では、相手の英語力を察し、場合によっては歩み寄って相手のレベルにあった平易な英語に切り替えることが必要だ。ブラジルで英語によるコミュニケーションの体験から、そう思った。
個人の経験では、ブラジル人はポルトガル語の使用に関して、まったく歩み寄る姿勢が見られない。(似たことは以前にも書いた)。こちらが「わからない」という反応を示しているにもかかわらず、だ。お構いなしに話を続ける。
なぜか?
彼らは「誰もがポル語を話せる」と思っているのではないかという結論に達した(特に田舎の場合)。そう考える理由は、日本の状況から説明できるだろう。つまり、構成している人種の多様性の違いだ。「ブラジル人」と言っても肌の色から容姿に至るまでバリエーションが多い。一方、日本では、近所のアジア系の人々と似てるとはいえ、非ネイティブな人間は見た目でだいたい判別可能である。だから、相手の見た目で「言葉を変えたほうがいんじゃないか?」という発想は日本人にとっては自然であるように感じられる。
次に自分の英語力よりも相手のほうが上の場合はどうだろうか。例えば相手がネイティブスピーカーの場合である。この場合は、自分の知っている語彙や単語があまり簡単でなくても、相手は理解してくれるだろう。一方、相手のネイティブスピーカーは、ある程度「手加減」してやる必要がある。すなわち、「このくらいの言い回しであれば相手が知っているだろう」とか、「この表現は難しそうなので、簡単な言い回しに変えよう」といった「歩み寄る姿勢」である。
これとは反対の状況で、相手の英語力が自分よりも低い状況ではどうだろうか。その時は、自分が「歩み寄る」姿勢をとらなければ、コミュニケーションが困難となる可能性が高くなる。
英語が第一言語の世界では、こちらが歩み寄る必要はない(相手の教育レベルにもよるが)。しかし、英語が非母国語の世界では、相手の英語力を察し、場合によっては歩み寄って相手のレベルにあった平易な英語に切り替えることが必要だ。ブラジルで英語によるコミュニケーションの体験から、そう思った。
個人の経験では、ブラジル人はポルトガル語の使用に関して、まったく歩み寄る姿勢が見られない。(似たことは以前にも書いた)。こちらが「わからない」という反応を示しているにもかかわらず、だ。お構いなしに話を続ける。
なぜか?
彼らは「誰もがポル語を話せる」と思っているのではないかという結論に達した(特に田舎の場合)。そう考える理由は、日本の状況から説明できるだろう。つまり、構成している人種の多様性の違いだ。「ブラジル人」と言っても肌の色から容姿に至るまでバリエーションが多い。一方、日本では、近所のアジア系の人々と似てるとはいえ、非ネイティブな人間は見た目でだいたい判別可能である。だから、相手の見た目で「言葉を変えたほうがいんじゃないか?」という発想は日本人にとっては自然であるように感じられる。
![]() |
| ネコには歩み寄りの必要はないですが・・・ |
2014年10月12日日曜日
「英語はインド式で学べ」安田正
英語を使って話す・聞くことを学ぼうとする場合、少なくとも一度は「○○式学習法」に挑戦しようとした経験があるのではないだろうか?ここでは「インド式」と呼んでいるが、その方向性は「グロービッシュ」とほぼ同じである。すなわち、発音は気にしない(=通じればOK)、余計な単語は覚えない・慣用句は使わないなどの点だ。難しい単語や表現を覚えて使う代わりに簡単な単語に置き換えて使えればいいのだと言われればその通りだ。しかし、「それが難しいんじゃないか」とツッコミたくなる。難しい表現をパッと簡単なものに変換できること自体が語学の才能の一部ではないかとも思える。
動詞に注意して、sound/find/giveと、それらを含む文章の構文を使えば、それほど苦労しなくても話せると言っている。「日本人はbe動詞やhaveを頻繁に使いたがる」ことを欠点であると述べているが、そうだろうか?本書で指摘どおり、be動詞やhaveで置き換えできない動詞の文章ではすんなり口をついてでない欠点があるのかもしれない。だが、できるだけシンプルに話すという思想に基づくならば、 be動詞やhaveをうまく使用していくほうが理にかなっていると思う。
とりあえずは自分の主張を話すためには有効かもしれない。ただし、聞く場合ではどうだろうか?相手が同じくノンネイティブであればよいが、ネイティブである場合にはそれをすんなりと理解できるかは疑問である(世界的にみればネイティブのほうが数が少ないとか、聞き取れなければ何度も聞き直せばよいとの意見はあるだろうが)。
ここで紹介されたメソッドである程度の効果は期待できるだろう。ただし、英文法の基本的な知識なしでは、直ぐに限界が見えるのではないか。
本書が示す「技術」に対する受け止め方は初級、中級、上級者で異なるだろうし、生かし方も違ってくると思う。
動詞に注意して、sound/find/giveと、それらを含む文章の構文を使えば、それほど苦労しなくても話せると言っている。「日本人はbe動詞やhaveを頻繁に使いたがる」ことを欠点であると述べているが、そうだろうか?本書で指摘どおり、be動詞やhaveで置き換えできない動詞の文章ではすんなり口をついてでない欠点があるのかもしれない。だが、できるだけシンプルに話すという思想に基づくならば、 be動詞やhaveをうまく使用していくほうが理にかなっていると思う。
とりあえずは自分の主張を話すためには有効かもしれない。ただし、聞く場合ではどうだろうか?相手が同じくノンネイティブであればよいが、ネイティブである場合にはそれをすんなりと理解できるかは疑問である(世界的にみればネイティブのほうが数が少ないとか、聞き取れなければ何度も聞き直せばよいとの意見はあるだろうが)。
ここで紹介されたメソッドである程度の効果は期待できるだろう。ただし、英文法の基本的な知識なしでは、直ぐに限界が見えるのではないか。
本書が示す「技術」に対する受け止め方は初級、中級、上級者で異なるだろうし、生かし方も違ってくると思う。
2014年9月7日日曜日
「Trouble is her business」 V.Alexander
持っていかれたお金を取り戻すために、殺人事件に巻き込まれ、時には冷たい河に落とされて死にかけそうになりながらも真犯人を暴くサスペンス-があらすじだと思う。なぜ「思う」なのか?残念ながら自分の理解はその程度だったからだ。わからない単語を調べながら読み進めたが、やはり、十分にストーリーについていけなかった。細切れの時間で読むよりかは、ある程度まとまった時間を使って集中して読まないと楽しめない上級者向けの小説といえる。
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■She probably married Oliver just to get under his skin. [No.1107]
「いらいらさせる」
■Do you moonlight as a carriage driver, Darnel ? [No.1475]
「副業(アルバイト)をする」
Wiktionaryによると、米語と英語でニュアンスが違うようです(以下、引用)。
In American English, to moonlight is simply to work at secondary employment; in British English, it implies working secretly (i.e., not paying tax on the extra money earned).
そういえば、夜間に働く労働者はgraveyard shiftであったことを思い出しました。深夜の状態が墓地の感じを連想させるからでしょう。
■The door to her room was ajar. [No. 3189]
「ドアが半開き」のajarは6回登場しています。Weblioの「学習レベルの目安」では「大学以上の水準」となっています。サスペンスものの小説なのでやたらドアが半開きの状況がでているのかもしれないですが、私には馴染みのない単語です。
■I want you to arrest her as an accessory to murder. [No.3106]
「(殺人の)共犯」という意味。文脈から推定可能ですが、自分にとっては新鮮な使い方。
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■She probably married Oliver just to get under his skin. [No.1107]
「いらいらさせる」
■Do you moonlight as a carriage driver, Darnel ? [No.1475]
「副業(アルバイト)をする」
Wiktionaryによると、米語と英語でニュアンスが違うようです(以下、引用)。
In American English, to moonlight is simply to work at secondary employment; in British English, it implies working secretly (i.e., not paying tax on the extra money earned).
そういえば、夜間に働く労働者はgraveyard shiftであったことを思い出しました。深夜の状態が墓地の感じを連想させるからでしょう。
■The door to her room was ajar. [No. 3189]
「ドアが半開き」のajarは6回登場しています。Weblioの「学習レベルの目安」では「大学以上の水準」となっています。サスペンスものの小説なのでやたらドアが半開きの状況がでているのかもしれないですが、私には馴染みのない単語です。
■I want you to arrest her as an accessory to murder. [No.3106]
「(殺人の)共犯」という意味。文脈から推定可能ですが、自分にとっては新鮮な使い方。
2014年8月3日日曜日
「A French Girl in New York」 Anna Adams
キンドルでペーパバックを読んでいるが、基本的には通勤の電車の中でだけだ。帰りはぐったりしていることがあるので、その場合は読まない(というか、読めない。なぜなら、必要な集中力が減退しているので。)
それでも少しずつは進んでいるわけで、ようやく、この軽い小説を読み終えた。英語ネイティブであれば、主人公と同年代のティーンエージャー向けだろう。
あらすじ:
両親もわからず、ほとんど召使同様の待遇で育ての親に育てられていた少女Maudeが、ふとしたきっかけでニューヨークの音楽プロデューサーに才能を見出される。フランスからニューヨークに連れ出されるための手続きや条件で難航したものの、ついにフランスの田舎からニューヨークに行くことができた。そこで、身近な人間の裏切りなどがあったものの最終的にはデビューを果たす。ただし、ニューヨークに行くのは期限付きであり、半年後には元のフランスの田舎の育ての親の家族の下に戻らなければならなかった。メジャーデビューを果たしたにもかかわらず、フランスの育ての親から離れる条件は、半年後にはフランスに戻り、さらに召使同様の生活を強いるという契約だったのだ。しかし、その契約自体がおかしいことが証明され、Maudeは再びニューヨークに戻ることができた。(めでたしめでたし)。
と、あらすじを書いてみたが、全然おもしろそうでない(w)。そうではなく、ストーリーの展開のなかには、男女間の心理的な描写や、なぜ、Maudeが孤児になり、どういった経緯で育ての親に預けられることになったのか、また、新たな家族とのつながりが明るみになるところも織り込まれており、小説として楽しめると思う。ただし、ノンネイティブ(少なくとも私のレベル)にとっては、Kindle上で随時単語チェックはかかせなかった。
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■squeeze someone's arm
人の腕をぎゅっと一瞬力をこめて握る《友情・感情・共感・同情などの気持ちをこめた友好的接触動作》[出典:しぐさの英語表現辞典]
"Dad said you knew all the classical composers?" asked Jazmine, squeezing her arm excitedly.[No.1017]
MaudeがNYで世話になることになった家族の一員であるJazmineが、Maudeがクラシックに造詣の深いことを聞いていたことをMaudeに確認する場面です。実は、最初はこの文の意味がつかみにくかったのですが、その理由が見直してわかりました。文法上はherがMaudeでなくてJazmineであることも可能だからです。しかし、自分の腕をぎゅっと握ることはほぼないと考えられれば、すんなりと意味がわかります。
簡単な単語でも組み合わせ等によって別の意味を持つ場合もあるので侮れないです。
それでも少しずつは進んでいるわけで、ようやく、この軽い小説を読み終えた。英語ネイティブであれば、主人公と同年代のティーンエージャー向けだろう。
あらすじ:
両親もわからず、ほとんど召使同様の待遇で育ての親に育てられていた少女Maudeが、ふとしたきっかけでニューヨークの音楽プロデューサーに才能を見出される。フランスからニューヨークに連れ出されるための手続きや条件で難航したものの、ついにフランスの田舎からニューヨークに行くことができた。そこで、身近な人間の裏切りなどがあったものの最終的にはデビューを果たす。ただし、ニューヨークに行くのは期限付きであり、半年後には元のフランスの田舎の育ての親の家族の下に戻らなければならなかった。メジャーデビューを果たしたにもかかわらず、フランスの育ての親から離れる条件は、半年後にはフランスに戻り、さらに召使同様の生活を強いるという契約だったのだ。しかし、その契約自体がおかしいことが証明され、Maudeは再びニューヨークに戻ることができた。(めでたしめでたし)。
と、あらすじを書いてみたが、全然おもしろそうでない(w)。そうではなく、ストーリーの展開のなかには、男女間の心理的な描写や、なぜ、Maudeが孤児になり、どういった経緯で育ての親に預けられることになったのか、また、新たな家族とのつながりが明るみになるところも織り込まれており、小説として楽しめると思う。ただし、ノンネイティブ(少なくとも私のレベル)にとっては、Kindle上で随時単語チェックはかかせなかった。
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■squeeze someone's arm
人の腕をぎゅっと一瞬力をこめて握る《友情・感情・共感・同情などの気持ちをこめた友好的接触動作》[出典:しぐさの英語表現辞典]
"Dad said you knew all the classical composers?" asked Jazmine, squeezing her arm excitedly.[No.1017]
MaudeがNYで世話になることになった家族の一員であるJazmineが、Maudeがクラシックに造詣の深いことを聞いていたことをMaudeに確認する場面です。実は、最初はこの文の意味がつかみにくかったのですが、その理由が見直してわかりました。文法上はherがMaudeでなくてJazmineであることも可能だからです。しかし、自分の腕をぎゅっと握ることはほぼないと考えられれば、すんなりと意味がわかります。
簡単な単語でも組み合わせ等によって別の意味を持つ場合もあるので侮れないです。
2014年6月22日日曜日
「最高の自分を引き出す法 ~スタンフォードの奇跡の教室 in JAPAN」 ケリー・マクゴニガル
某国営放送の番組でTEDを取り上げている。
その番組で、ケリー・マクゴニガル(Kelly McGonigal)の以下のプレゼンが紹介されていた。
How to make stress your friend
https://www.ted.com/talks/kelly_mcgonigal_how_to_make_stress_your_friend
その彼女の日本での講演がDVD付きの本として出ていたのでそれを購入した。本は英語と日本語で講演内容が文章化されており、本にDVDが付いているというよりは、DVDに和英のスクリプト本がついている感じで、事実「DVDブック」と表示されている。
DVDは日本語吹き替えと、英語音声があり、後者ほうは英語学習にも役立つだろう。話す速度は速いが、非常にクリアな発音であり聞き取りやすい。大学の先生は講義するのも仕事の一つなので、話すのは得意に違いないだろうが。
ただし、DVDでは、講演中に同時に使用されたプレゼンの絵はほとんどでてこず、彼女が講演する姿がほとんどである。したがって、集中しないと内容についていけなくなりそうになった。おそらく、講演会場でプレゼンに使用されたスライドとともに聞けばもう少し理解が容易になるだろう。そのDVDの構成でよい点といえば、彼女の話に耳を集中させつつ、その口元にも注意を払える点であろうか。
「今の自分」のイメージと、「将来の自分」のイメージとを一致させることの重要性は他の本でもよく言われていることだ。ただし、ここで説得力があると思うのは、心理学的な実験に基づいて理論的な裏づけがある点だろう。「低血糖値が脳の判断状態にマイナスの影響を与える」ことに関しても、血糖値を人工的に変化させて調べた実験結果に基づいて論じている。
「意思の力」に関して以下の原書を読んでおけば、英語で聞き取りはもっと楽なはずだと思われるので、できれば、今後読んでみたい。
The Willpower Instinct: How Self-Control Works, Why It Matters, and What You Can Do to Get More of It
2014年5月6日火曜日
「僕がグーグルで成長できた理由」 上阪 徹
タイトルと著者を見て、この著者が「僕」(=グーグルの人)かと思ったが違った。この本は、著者がグーグル日本法人幹部の徳生(とくせい)氏へインタビューして構成されている。徳生氏の高校中退後から、その後のアメリカ生活とベンチャー企業での経験、そして、グーグルに入社してからのことが書かれている。ホリエモンの経歴と対比してもおもしろい。
高校3年で中退して渡米し、それからコーネル大を卒業後にスタンフォード大の大学院に進んだという徳生氏の経歴からみて、非凡な能力を感じる。一度だけの日本の大学受験制度に対して、アメリカではチャンスが多いし、総合的に判断されるから渡米を選んだと述べている。また、受験制度だけではなく、勝ち組負け組と固定されるのではなく何度もチャレンジできる文化がアメリカにはあると述べている。(結果がよくない場合であっても、英米ではその過程を評価する"Good try!"の言い回しがあることからもうかがえる。日本語では見当らない気がします。)
グーグルのすごい点はわざわざ言うまでもないだろうが、以下挙げてみる。
1. 会社としての目標が途方もなく大きい。
”ムーン・ショット”や”10x(テン・エックス)”といったキーワードがよく使われる。かつて行われたアポロ計画の月面着陸級の偉業や、今の10倍の価値を目指そうというビジョンを持つ。
2. 経営陣が世界の全社員に向けて毎週ライブミーティングを行っている。そしてライブで従業員の質問に対応する。(5万人規模の会社で、だ。)
3. 物事を徹底して数値で判断する。
その元となるデータから切り出して数値化し判断材料として示す。そしてそれをどう可視化してプレゼンし理解してもらうかも重視される。
リーダーシップに対しては、少ない情報でも決断を下し周囲を説得することができなければいけないと述べている。判断が正しくできるほどの情報を迅速に集められるほうがまれであることは容易に想像できるし、判断材料を十分にそろえようとすれば判断時期が遅れるだろう。
徳生氏がキャリアコーチに言われて心に残った言葉として、
グーグルはすごいが、徳生氏もすごい。ただ、その裏には努力があり、ただ羨むだけでなくその姿勢には見習うべきものがある。
高校3年で中退して渡米し、それからコーネル大を卒業後にスタンフォード大の大学院に進んだという徳生氏の経歴からみて、非凡な能力を感じる。一度だけの日本の大学受験制度に対して、アメリカではチャンスが多いし、総合的に判断されるから渡米を選んだと述べている。また、受験制度だけではなく、勝ち組負け組と固定されるのではなく何度もチャレンジできる文化がアメリカにはあると述べている。(結果がよくない場合であっても、英米ではその過程を評価する"Good try!"の言い回しがあることからもうかがえる。日本語では見当らない気がします。)
グーグルのすごい点はわざわざ言うまでもないだろうが、以下挙げてみる。
1. 会社としての目標が途方もなく大きい。
”ムーン・ショット”や”10x(テン・エックス)”といったキーワードがよく使われる。かつて行われたアポロ計画の月面着陸級の偉業や、今の10倍の価値を目指そうというビジョンを持つ。
2. 経営陣が世界の全社員に向けて毎週ライブミーティングを行っている。そしてライブで従業員の質問に対応する。(5万人規模の会社で、だ。)
3. 物事を徹底して数値で判断する。
その元となるデータから切り出して数値化し判断材料として示す。そしてそれをどう可視化してプレゼンし理解してもらうかも重視される。
リーダーシップに対しては、少ない情報でも決断を下し周囲を説得することができなければいけないと述べている。判断が正しくできるほどの情報を迅速に集められるほうがまれであることは容易に想像できるし、判断材料を十分にそろえようとすれば判断時期が遅れるだろう。
徳生氏がキャリアコーチに言われて心に残った言葉として、
"You don't always know if you are right. But you can work like hell to make it right."
「正しいかどうかは分からなくても、がむしゃらに努力して正しくすることはできる」を紹介している。結局は、どんなにすごい人であっても、がむしゃらになることが必要なのだろう。(余談ですが、「結婚相手の選択とその後の生活 」とも共通しているかもしれません。相手の選択がベストかは不確定ですが、ベストにすべく努力することは可能ですから。)
グーグルはすごいが、徳生氏もすごい。ただ、その裏には努力があり、ただ羨むだけでなくその姿勢には見習うべきものがある。
2014年4月29日火曜日
「国際共通語としての英語」 鳥飼 玖美子
言葉はそれが使われている国の文化と完全に切り離して考えることはできないが、英語を国際共通語として位置づけて、できるだけ「文化的負荷を軽くする」のがよいのではないかと述べている。したがって、非ネイティブに対して使用した場合に通じるかが不確実な、しかし英米人にとっては馴染みのある慣用句をあえて学ぶ必要はないし、単語の選択でも多少ネイティブが違和感を覚えたとしても意味が通じればよいだろうといっている。これらの観点は、いままで自分の持っていた国際共通語のモヤモヤしたイメージを具体的に説明するもので、胸のつかえがとれた思いがした。そうはいいながらも、決して文法や読み書きの重要度が低いのではなく、むしろ、文法はきちんと教育することを支持している。
言葉と文化のつながりで、EUの例はなるほどと感じさせられた。知らなかったのだが、EUは政治経済統一の動きがあったが、言語に関しては、公用語が23言語で英語だけが公用語ではないようなのだ。つまり、各国の文化を尊重することは各言語についても同様であるという思想による。
日本の英語教育の学習指導要領について、そのなかで「コミュニケーション」という言葉が再三登場することに対し、「英語のコミュニケーションとは、単に英語を使って会話できることなのか?」と疑問を投げかけている。いわゆる「英会話」だけがコミュニケーションではなく、読み書きでも、黙っていることでも、コミュニケーションであり、それは言語と文化が密接に絡み合って生み出されると述べている。
他の外国語教育研究者の分類を引用し、コミュニケーション能力の4つの要素は次のものだとしている(カッコ内は著者による説明。)
本書は「どういった目的で英語を学ぶのか(あるいは教育するか)」を考えるためのヒントを与えてくれるだろう。
言葉と文化のつながりで、EUの例はなるほどと感じさせられた。知らなかったのだが、EUは政治経済統一の動きがあったが、言語に関しては、公用語が23言語で英語だけが公用語ではないようなのだ。つまり、各国の文化を尊重することは各言語についても同様であるという思想による。
日本の英語教育の学習指導要領について、そのなかで「コミュニケーション」という言葉が再三登場することに対し、「英語のコミュニケーションとは、単に英語を使って会話できることなのか?」と疑問を投げかけている。いわゆる「英会話」だけがコミュニケーションではなく、読み書きでも、黙っていることでも、コミュニケーションであり、それは言語と文化が密接に絡み合って生み出されると述べている。
他の外国語教育研究者の分類を引用し、コミュニケーション能力の4つの要素は次のものだとしている(カッコ内は著者による説明。)
①文法的能力(語彙や発音も含んだ言語全体に関する知識)この4つの要素をみると、特に②や④は母国語であっても相当に高度な能力であることがわかる。母国語をまともに使えないと、英語でも無理なのは当然であろう。
②社会言語学的能力(誤解を受けないように社会で適切に言葉を使える能力)
③方略的能力(コミュニケーションがうまくいかない時に聞き返したりするなど対応できる能力)
④談話能力(相手がわかるようにまとまりをもって書いたり話したりできる能力)
本書は「どういった目的で英語を学ぶのか(あるいは教育するか)」を考えるためのヒントを与えてくれるだろう。
ラベル:
コミュニケーション力,
英語,
書評
2014年3月2日日曜日
英語が使えれば、外国では何とかなるのか?
ブラジルでは、高確率で英語が通じないと感じている。サンパウロの空港国内線のチェックインカウンターでも怪しいものだ(「aisle seat」をお願いしたのだがが通じず、がっかりした)。都市部で外国人が多いところでは「英語が通じてもいいだろう」と思う。都市部がそんな感じなので、今いる地方都市ではさらに英語通じる確率が大幅に下がるのは、当然の道理だろう。
ただ、日本での状況を考えてみるとどうだろうか。東京などの都市部では英語の通じる確率は高いだろう。しかし、地方(あるいは田舎と呼んだ方がよいかも)を考えてみると、片言の英語でさえ通じる確率は、ここブラジルの地方都市と変わらないのではないか。
結局は、その地へ行けば、その地で通用する言語を使うのが「筋」であり、「英語さえも通じないのはけしからん」と思うのはむしろ大きな勘違いである気がする。
そうはいっても、世界の共通語としての「英語」の力に変わるところはない。ネイティブスピーカーのレベルになるのは無理であるにしても、意思疎通ができる程度に、英語「で」コミュニケーションをとれるだけの英語力は必須であろう(そういう自分の英語力も怪しいものだが…w)。
ただ、日本での状況を考えてみるとどうだろうか。東京などの都市部では英語の通じる確率は高いだろう。しかし、地方(あるいは田舎と呼んだ方がよいかも)を考えてみると、片言の英語でさえ通じる確率は、ここブラジルの地方都市と変わらないのではないか。
結局は、その地へ行けば、その地で通用する言語を使うのが「筋」であり、「英語さえも通じないのはけしからん」と思うのはむしろ大きな勘違いである気がする。
そうはいっても、世界の共通語としての「英語」の力に変わるところはない。ネイティブスピーカーのレベルになるのは無理であるにしても、意思疎通ができる程度に、英語「で」コミュニケーションをとれるだけの英語力は必須であろう(そういう自分の英語力も怪しいものだが…w)。
![]() |
2014年1月11日土曜日
「翻訳がつくる日本語-ヒロインは「女ことば」を話し続ける」中村桃子
日本語への翻訳の際に、女性が「女ことば」を話すのはなぜか? と問われると、なるほど不思議に感じる。本書でも多く引用されているように、映画や小説の翻訳だけでなく、新聞や雑誌のインタビュー記事にみられる日本語訳も、女性の場合には「女ことば」が使われている(「~だわ」や「~なの」など)。
また、社会的に身分の低い人物や古くは黒人の話す言葉が、翻訳された際に田舎言葉(多くの場合、「擬似」東北弁)となっているのはなぜか?に関しても考察がなされている。
本書は「気楽な読みもの」というよりは、学術的な文献を基にした「少し平易な総説」といえるだろう。したがって、やわらかい文章ではないが、各考察の裏づけは確かなものであり、論理的である。
「男ことば」については、新おとこ言葉の、縮めた「す」への考察は興味深い。例えば「こんなことしたんですか」を、「こんなことしたんすか」という言葉である。この言い方をよく使う有名人としてキムタクが挙げられている。この新語の登場について、「丁寧で敬意を表現する」と同時に「気軽で親しい男らしさ」を表現できるため、若い男性から広まっているのではないかと述べている。
翻訳にみられる「女ことば」は、日常生活ではほぼ使われていない日本語である。そこで、気になったのがタレントのマルシアの話し方である。「~でございますわ」とか、極端な女ことばを使っているのは、天然なのか、あるいは非ネイティブらしさを出すためなのか?(日系3世なので、「非ネイティブ」とも言いにくいですが。)本書では、女ことばを使う人物は高飛車な印象を与えると分析しており、マンガなどの例を挙げている。したがって、マルシアの場合にも、極端な女ことばの使用は、あえて「高飛車」なキャラとするための戦略なのかもしれない。
言葉使いが、ある意味、その言葉を使っている人間を定義すると考えると、タレントに限らず普段から話し方に注意を向ける必要があるだろう。
また、社会的に身分の低い人物や古くは黒人の話す言葉が、翻訳された際に田舎言葉(多くの場合、「擬似」東北弁)となっているのはなぜか?に関しても考察がなされている。
本書は「気楽な読みもの」というよりは、学術的な文献を基にした「少し平易な総説」といえるだろう。したがって、やわらかい文章ではないが、各考察の裏づけは確かなものであり、論理的である。
「男ことば」については、新おとこ言葉の、縮めた「す」への考察は興味深い。例えば「こんなことしたんですか」を、「こんなことしたんすか」という言葉である。この言い方をよく使う有名人としてキムタクが挙げられている。この新語の登場について、「丁寧で敬意を表現する」と同時に「気軽で親しい男らしさ」を表現できるため、若い男性から広まっているのではないかと述べている。
翻訳にみられる「女ことば」は、日常生活ではほぼ使われていない日本語である。そこで、気になったのがタレントのマルシアの話し方である。「~でございますわ」とか、極端な女ことばを使っているのは、天然なのか、あるいは非ネイティブらしさを出すためなのか?(日系3世なので、「非ネイティブ」とも言いにくいですが。)本書では、女ことばを使う人物は高飛車な印象を与えると分析しており、マンガなどの例を挙げている。したがって、マルシアの場合にも、極端な女ことばの使用は、あえて「高飛車」なキャラとするための戦略なのかもしれない。
言葉使いが、ある意味、その言葉を使っている人間を定義すると考えると、タレントに限らず普段から話し方に注意を向ける必要があるだろう。
2013年12月28日土曜日
「ノマドと社畜」谷本真由美
「ノマド」はいわずと知れた「ノマドワーカー」のことで、例えば、プロのブロガーがよく知られた例である。彼らはパソコンとネット環境さえあれば、物理的に固定された場所(事務所)とは関係なく、遊牧民のごとくあちこちで仕事ができる。
こうしたノマドが人気となっている風潮に対して、著者は、「現実はそれほど甘いものではない」ことを述べている。
ノマドの基本となるのは、その人のプロとしての技量であり、あちこちで自由に働くという意味で、フリーランサー(自営業)となんら変わりがない指摘はもっともである。で、その世界は例えるならば宮大工や畳職人の世界と述べている。いわゆる「職人」である。
ノマドになりたい人がやるべきこととして、以下の4点が挙げられている。
- 実際にフリーランサーとして5年や10年働いているひとに話を聞いて実態を知る
- フリーランサーとして必要なスキルや技能を探して身につける
- フリーランサーとして働くための基礎知識を身につける
- 英語を身につける
「4.英語を身につける」ことを勧める理由(自分を差別化できる.サービスや商品を世界中に売り込むことができる.日本以外で働ける.)を挙げているが、これらの理由はいまさら言われるまでもないだろう。それだけ読者のレベルが低いと考えているのだろうか?あるいは著者がこれらの英語を身につける理由を説明しないとならないレベルの若者と接してきた経験からだろうか。
ノマドあるいはフリーランサーで生きて行く世界は、実力勝負の厳しい世界である。しかも、地球上のどこであっても闘える能力が必要である。以前に紹介した「10年後に食える仕事食えない仕事」の分類のなかの「無国籍ジャングル」と同じだ。
「社畜」については、特に日本特有の雇用形態と欧米(ここでは著者の詳しい英国の状況)と比較し、ノマドの対極にあるものとして挙げている。日本企業では、通常は職務の範囲の細かい契約がない(少なくとも自分の勤務先ではないし、大多数がそうだと思う)。だから、付き合いで残業したり、人の仕事を手伝うことが暗黙のうちに要求されたりし、なんとなく頑張ることが評価されていたりする。もちろん、こうした業務範囲の「あいまいさ」が、過去の日本経済の発展を支えてきたことも否めない。ただし、終身雇用や年功序列といった旧来の制度があったからこそ成り立っていたと思われる。
本書でも「ノマド的な社畜であれ」と言われるように、仮に現在が社畜的なサラリーマンであっても、いつでもノマドとして飛び出していける準備をするのは現実的な対応であろう。ブラック企業ではまずいが、会社で無茶苦茶なことがあったとしても、それで安い給料しかもらえないと考えずに、お金をもらって貴重な経験を得ているいう見方もできる。また、やり方によっては上述した「ノマドになりたい人がやるべきこと」の4つのうちの3つぐらいは社畜としてもできるかもしれない。
2013年12月22日日曜日
"Unbroken Connection" Angela Morrison
以前に読んだ小説(Taken by Storm)の続編です。
「続編」のよい点は、同じ登場人物に関しては、それらの情報が既に把握されているので内容を追いやすい点でしょう。
Michaelはタイでダイビングインストラクターとして働き、Leesieはアメリカで大学へ進学し離ればなれとなった2人の関係を追った展開となっています。
Michaelがタイでの浮気の嫌疑をかけられるのですが、その証拠としてLeesieから言われたのが、第3者のブログに書かれた内容と写真である点は、ネットの時代だからこそ起こりうる展開でしょう。その人物が"blogospherically huge"だったから世間にバレバレも同然だったのかと。
ネットの時代となり、物理的に離れていても気楽に連絡がとれる状況は、明らかに現代モノの小説の構成に影響を与えているでしょう。さらに、ネット時代の特徴として、個人の情報を瞬く間に世界へ発信できることも挙げられます。
Leesieが自動車事故に巻き込まれ、一命を取りとめ、さらにそこから話が展開することを示唆しておしまいとなってます。事故後の入院の描写がかなり詳しいと思ったら、どうやら、著者の実体験を元となっているみたいです。あとがきに書いてました。
カテゴリーとしては恋愛ものですが、ストーリーとしてはちょっと重い気がします。
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■She jabs a finger into my chest.[3045]
「人差し指で激しくこづく」 相手を激しく非難するしぐさ。
■I take in the scene.[3621]
ここでは「見物に行く」の意味でしょう。他の意味もあります。
■Who knew she was blogospherically huge? Thousands and thousands of followers?[3823]
blogosphere(ブログ圏)とは、全てのブログとそのつながりを包含する総称であるとのこと。blog+sphereの造語。余談ですが、ネットワークの住民はnetizen(network+citizen)ですね。
「続編」のよい点は、同じ登場人物に関しては、それらの情報が既に把握されているので内容を追いやすい点でしょう。
Michaelはタイでダイビングインストラクターとして働き、Leesieはアメリカで大学へ進学し離ればなれとなった2人の関係を追った展開となっています。
Michaelがタイでの浮気の嫌疑をかけられるのですが、その証拠としてLeesieから言われたのが、第3者のブログに書かれた内容と写真である点は、ネットの時代だからこそ起こりうる展開でしょう。その人物が"blogospherically huge"だったから世間にバレバレも同然だったのかと。
ネットの時代となり、物理的に離れていても気楽に連絡がとれる状況は、明らかに現代モノの小説の構成に影響を与えているでしょう。さらに、ネット時代の特徴として、個人の情報を瞬く間に世界へ発信できることも挙げられます。
Leesieが自動車事故に巻き込まれ、一命を取りとめ、さらにそこから話が展開することを示唆しておしまいとなってます。事故後の入院の描写がかなり詳しいと思ったら、どうやら、著者の実体験を元となっているみたいです。あとがきに書いてました。
カテゴリーとしては恋愛ものですが、ストーリーとしてはちょっと重い気がします。
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■She jabs a finger into my chest.[3045]
「人差し指で激しくこづく」 相手を激しく非難するしぐさ。
■I take in the scene.[3621]
ここでは「見物に行く」の意味でしょう。他の意味もあります。
■Who knew she was blogospherically huge? Thousands and thousands of followers?[3823]
blogosphere(ブログ圏)とは、全てのブログとそのつながりを包含する総称であるとのこと。blog+sphereの造語。余談ですが、ネットワークの住民はnetizen(network+citizen)ですね。
2013年12月15日日曜日
「オンライン英会話の教科書」 嬉野克也
「スカイプ英会話」に関して、あまり多くを語る必要もないと思います。
ただ、これから始めてみたいと思う人でやり方がよくわからない人にとって役立つ情報が本書の7割程度をしめています。
「英会話トークスクリプト」として、こんな時はこう言えばよいという文例が紹介されてます。決まり切った言い方なので、スカイプ英会話を始めることに抵抗のある人には役立つでしょう。
単に授業を流すのではなく、有効に活用するために、レッスンで学んだ単語や表現を使って自分のシチュエーションに置き換えて英作文し、それを暗誦する方法を挙げています。ポイントは、「自分のシチュエーションに置き換えて」という点でしょう。で、そのシチュエーションを定義するのは、英語学習の「目標」だと考えられます。
「目標設定」の重要に関しては、本書全体で触れられています。
長期の目標を設定して、それに向かって、中期、短期の目標を設定することは冒頭に述べられてます。この点は英語学習のみならず、何かをやる際の普遍的なやり方と言えるでしょうが。
カジュアルな話し方とするのかビジネスに使うフォーマルな話し方とするのか、目標によって違ってくきます。ビジネスで英語を使うことを想定しているならば、最初からそれに合った話し方で学習しようと述べています。固い言い方もフランクな言い方も使い分けることができるのが理想ですが、上級者レベルでしょうね。
スカイプのレッスンで、それぞれのレッスンでも、目標を決めておくのが単に流されないためのポイントだとも述べています。
英語での独り言や、妄想英会話が、ネットに頼らなくてもどこでもできる方法として紹介されています。目に映るものを英語で表現するトレーニング法は、私の記憶が正しければ、大前研一氏がすでに紹介していたと思います。例えば通勤電車で車窓から見える景色、あるいは中吊りの内容を、英語で片っ端から表現してみる(=その度に頭のなかでつぶやく)英語学習法です。
単なる「英語学習法マニア」になっては本末転倒ですが、「英語学習法」を知る上では面白い本だと思います。
ただ、これから始めてみたいと思う人でやり方がよくわからない人にとって役立つ情報が本書の7割程度をしめています。
「英会話トークスクリプト」として、こんな時はこう言えばよいという文例が紹介されてます。決まり切った言い方なので、スカイプ英会話を始めることに抵抗のある人には役立つでしょう。
単に授業を流すのではなく、有効に活用するために、レッスンで学んだ単語や表現を使って自分のシチュエーションに置き換えて英作文し、それを暗誦する方法を挙げています。ポイントは、「自分のシチュエーションに置き換えて」という点でしょう。で、そのシチュエーションを定義するのは、英語学習の「目標」だと考えられます。
「目標設定」の重要に関しては、本書全体で触れられています。
長期の目標を設定して、それに向かって、中期、短期の目標を設定することは冒頭に述べられてます。この点は英語学習のみならず、何かをやる際の普遍的なやり方と言えるでしょうが。
カジュアルな話し方とするのかビジネスに使うフォーマルな話し方とするのか、目標によって違ってくきます。ビジネスで英語を使うことを想定しているならば、最初からそれに合った話し方で学習しようと述べています。固い言い方もフランクな言い方も使い分けることができるのが理想ですが、上級者レベルでしょうね。
スカイプのレッスンで、それぞれのレッスンでも、目標を決めておくのが単に流されないためのポイントだとも述べています。
英語での独り言や、妄想英会話が、ネットに頼らなくてもどこでもできる方法として紹介されています。目に映るものを英語で表現するトレーニング法は、私の記憶が正しければ、大前研一氏がすでに紹介していたと思います。例えば通勤電車で車窓から見える景色、あるいは中吊りの内容を、英語で片っ端から表現してみる(=その度に頭のなかでつぶやく)英語学習法です。
単なる「英語学習法マニア」になっては本末転倒ですが、「英語学習法」を知る上では面白い本だと思います。
2013年12月8日日曜日
"Taken by Storm" Angela Morrison
kindleで読んだペーパーバックスについてです。キンドルでは、わからない単語をタッチするとそのまま英和辞書で意味を参照できるのですが、読む速度が遅くなってしまします。なので、最近では、わからない単語はいったんハイライトにしておいて後で意味を調べる方式にしています。短所としては内容がざっくりとしかわからない点でしょうか。でも、読むリズムはよくなります。
主人公のMichealは悪天候の際のダイビングで両親を失います。そこから生き残った彼は、トラウマを引きずりつつも、ガールフレンドのLeesieとの関係性を進めていくのですが・・・といったあらすじです(このあらすじの記述の正確性は保証できませんがw。)LeesieはMichealのキスのテクにハマります。そのあたりの描写が若干大人向けですが、おおよそ健全な内容です。
この小説の面白い点は、その構成にあります。話の流れの基本はDivelog(潜水の記録)のコメントとして、日記風に語られています。そのDivelogの合間に、チャットのログが挿入されています。小説といえども、個人の日記とチャットのログを読むような構成です。口語的な表現を学ぶにはよい教材ではないかと思います。
Michealはタイへ渡ってダイビングインストラクターの仕事に就き、Leesieは大学へ進学するところで話は終わります。続編(Unbroken Connection)が出ているので、引き続きそちらを読む予定です。
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■Toast:大変な難局にある人
If you bring it up, you're toast. Try to get him to talk, though. [No.786]
自然に訳すると次のような感じですかね。
「そんな話をしたら、あなた大変なことになるわよ。でも彼に話させるようにしてみたら。」
■knot:(胃・のどなどの)締め付けられる感じ
a knot forms in my throat that I can barely speak around[No.1141]
主人公のMichealは悪天候の際のダイビングで両親を失います。そこから生き残った彼は、トラウマを引きずりつつも、ガールフレンドのLeesieとの関係性を進めていくのですが・・・といったあらすじです(このあらすじの記述の正確性は保証できませんがw。)LeesieはMichealのキスのテクにハマります。そのあたりの描写が若干大人向けですが、おおよそ健全な内容です。
この小説の面白い点は、その構成にあります。話の流れの基本はDivelog(潜水の記録)のコメントとして、日記風に語られています。そのDivelogの合間に、チャットのログが挿入されています。小説といえども、個人の日記とチャットのログを読むような構成です。口語的な表現を学ぶにはよい教材ではないかと思います。
Michealはタイへ渡ってダイビングインストラクターの仕事に就き、Leesieは大学へ進学するところで話は終わります。続編(Unbroken Connection)が出ているので、引き続きそちらを読む予定です。
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■Toast:大変な難局にある人
If you bring it up, you're toast. Try to get him to talk, though. [No.786]
自然に訳すると次のような感じですかね。
「そんな話をしたら、あなた大変なことになるわよ。でも彼に話させるようにしてみたら。」
■knot:(胃・のどなどの)締め付けられる感じ
a knot forms in my throat that I can barely speak around[No.1141]
2013年11月24日日曜日
"Nadia's Hope" Lisa Buffaloe
この本は「神を信じることができて救われた」という締めくくりで、信仰心の薄い私としてはちょっと…とも感じました。主人公のNadiaは不幸な事件に巻き込まれて、肉体的にも精神的にも傷つき、特に精神的なトラウマからどのように回復(というか克服)したかが、現在から過去を振り返り、未来へ向かう構成となっています。まあ、ラブストーリーとしても楽しめます。そうとうなボリュームなので、少しずつ読むと、始めのほうの登場人物の人間関係を忘れてしまいそうになりました。
(kindle版は価格が変わるので、¥0の時に入手するのがいいかも。ちなみに、プライム会員ならば投稿日時点で¥0のようです)
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■winkle one's nose
Nadia wrinkled her nose as she took a tumbler out of the cabinet and grabbed the spice. [No503]
ここでは3の意味かと思われます。「顔をしかめる」のほうが日本語の感覚としては近いでしょうか。
1.くんくんと匂いをかいだり、悪臭をかいだときのしぐさ
2.不快・嫌悪の表情
3.陽気にうんざりの気持ちを示すしぐさ
■turn stomach
The idea of forgiveness made her stomach turn. [No1199]
吐き気がする・ムカつくといった「嫌悪感」を示しています(たぶん)。おぞましいものに敏感に反応する場として、stomachがあるのに対して、日本語では「胸」である点はおもしろいです。
■two peas in a pod
They are two peas in a pod. [No2755]
「似たもの同士で」。さやえんどうの中の豆2つなので、想像しやすい表現です。
「瓜二つ」だと、見た目だけを表すので、ちょっと違うと思います。
■He grinned like a kid caught with his hand in a cookie jar. [No3020]
見つかってばつが悪そうににんまりする という感じが想像できます。
No6151にも同様の表現があります。(David's smile looked like a little boy caught with his hand in a cookie jar.)
英語で一般的な表現なのかよくわかりません。(そんな気がしますが)。
■"The pot calls the kettle black"
「目くそ鼻くそを笑う」Pot calling kettle black. [No5227]
■on cloud nine
Satan would be on smoke cloud nine if he could mess up your marriage. [No6394]
「幸福の絶頂」。単に私が知らなかっただけ?なら小恥ずかしいです。
「多読」は地道ですが、知らなかった英語表現に出会うにはよい方法ですね。
(kindle版は価格が変わるので、¥0の時に入手するのがいいかも。ちなみに、プライム会員ならば投稿日時点で¥0のようです)
‐‐‐単語、表現メモ‐‐‐
([ ]内のNoはキンドルでのページ)
■winkle one's nose
Nadia wrinkled her nose as she took a tumbler out of the cabinet and grabbed the spice. [No503]
ここでは3の意味かと思われます。「顔をしかめる」のほうが日本語の感覚としては近いでしょうか。
1.くんくんと匂いをかいだり、悪臭をかいだときのしぐさ
2.不快・嫌悪の表情
3.陽気にうんざりの気持ちを示すしぐさ
■turn stomach
The idea of forgiveness made her stomach turn. [No1199]
吐き気がする・ムカつくといった「嫌悪感」を示しています(たぶん)。おぞましいものに敏感に反応する場として、stomachがあるのに対して、日本語では「胸」である点はおもしろいです。
■two peas in a pod
They are two peas in a pod. [No2755]
「似たもの同士で」。さやえんどうの中の豆2つなので、想像しやすい表現です。
「瓜二つ」だと、見た目だけを表すので、ちょっと違うと思います。
■He grinned like a kid caught with his hand in a cookie jar. [No3020]
見つかってばつが悪そうににんまりする という感じが想像できます。
No6151にも同様の表現があります。(David's smile looked like a little boy caught with his hand in a cookie jar.)
英語で一般的な表現なのかよくわかりません。(そんな気がしますが)。
■"The pot calls the kettle black"
「目くそ鼻くそを笑う」Pot calling kettle black. [No5227]
■on cloud nine
Satan would be on smoke cloud nine if he could mess up your marriage. [No6394]
「幸福の絶頂」。単に私が知らなかっただけ?なら小恥ずかしいです。
「多読」は地道ですが、知らなかった英語表現に出会うにはよい方法ですね。
2013年10月14日月曜日
”Cuthbert - The Troubadour Cat From Over-The-Seas” Caro York
吟遊詩人ネコのCuthbertが、海を渡り世界を放浪する話です。「相当読みやすかった」と思って、Amazonサイトの「内容紹介」を見てみると、「Ages 6 - 11 like Cuthbert the best.」との記述が… さらりと読めるレベルは6~11才レベルの本ということに気づきました。私の場合では、およそ1ページで多くても2,3の単語の意味を確認するだけで読み飛ばせるレベルです。「パンダ読み」には適している1冊です。
序盤の、「big mouse」を探しにフロリダに行く部分が一番面白かったです。直接表現されていませんでしたが、「big mouse」を、ディズニーランドのミッキーマウスだと勘違いしていた件です。それをオチにして話が終わっていてもよかったのではないかと思ったくらいです。
---単語・表現メモ---
■steel oneself to:覚悟を決めて~する
Cuthbert steeled himself to talk to the polar bears.
動物園でホッキョクグマに話しかけようとする場面で使われてました。「ネコ」が「クマ」に話しかけようとしているですから、ちょっとした覚悟が必要な状況は理解できます。
序盤の、「big mouse」を探しにフロリダに行く部分が一番面白かったです。直接表現されていませんでしたが、「big mouse」を、ディズニーランドのミッキーマウスだと勘違いしていた件です。それをオチにして話が終わっていてもよかったのではないかと思ったくらいです。
---単語・表現メモ---
■steel oneself to:覚悟を決めて~する
Cuthbert steeled himself to talk to the polar bears.
動物園でホッキョクグマに話しかけようとする場面で使われてました。「ネコ」が「クマ」に話しかけようとしているですから、ちょっとした覚悟が必要な状況は理解できます。
ラベル:
kindleペーパーバック,
英語,
猫
2013年10月6日日曜日
英語学習に利用できるPodcast
英語の学習に使えるポッドキャストは便利です。しかも、無料であり、私も利用しています。
ただ、時折、消えてしまうプログラムがあるので、見直しの必要はあります。(CNNの2分くらいのニュースは以前はあったのですが、今は見当たりません)。
これまでのお気に入りは以下の3つですが、最近は①を主に聞いています。
https://itunes.apple.com/jp/podcast/cbs-news-weekend-roundup/id74837238
Learning Guideもウェブサイトで提供されていますが、こちらはメンバーになってお金を払わないと見ることができません。詳しい解説が不要であれば、なくても問題ないと思います。
https://itunes.apple.com/jp/podcast/english-as-second-language/id75908431
週末に新たなものを探した結果、以下の2つに興味を持ちました。
https://itunes.apple.com/jp/podcast/culips-esl-podcast/id279999557
https://itunes.apple.com/jp/podcast/erin-burnett-outfront-audio/id475738195
インターネットの時代になり、英語学習の教材がタダで豊富に利用できるよい時代になりました。残る問題は「やる気」の維持かもしれないです。
ただ、時折、消えてしまうプログラムがあるので、見直しの必要はあります。(CNNの2分くらいのニュースは以前はあったのですが、今は見当たりません)。
これまでのお気に入りは以下の3つですが、最近は①を主に聞いています。
①CBS news weekend roundup
内容は、1週間のニュースのまとめです。そんなに遅く話してはいないのですが、とても聞きやすいです。私のレベルでは一度聞いただけでは内容を十分に理解できませんが、同じ内容を何度も聞いていくうちに少しずつわかってきます(気のせいかもしれないが)。週1回(金曜日)のアップデートなので、1週間同じ内容を繰り返し聞くわけですが、40分の長さなので繰り返して聞くためにはよいと思います。ただしCBSなので、ニュースの内容はアメリカ寄りになってます。https://itunes.apple.com/jp/podcast/cbs-news-weekend-roundup/id74837238
②6 Minute English
こちらはBBCのものです。その名の通り6分間です。2人で会話を進める内容です。単語の説明や言い換えも含まれています。始めに3択の質問があり、最後にその答えを明らかにするのがいつものパターンです。
③ESL Podcast
おそらくあまりにも有名だと思いますので、説明の必要もないかと…。スクリプトに基づいて、その内容を解説する構成です。Jeffの茶目っ気あるところが好きです。English cafeのシリーズでは、ある有名な人についての話や、実際のインタビューに基づいた内容になっています。Learning Guideもウェブサイトで提供されていますが、こちらはメンバーになってお金を払わないと見ることができません。詳しい解説が不要であれば、なくても問題ないと思います。
https://itunes.apple.com/jp/podcast/english-as-second-language/id75908431
週末に新たなものを探した結果、以下の2つに興味を持ちました。
④Culips ESL Podcast
なんだか構成が③のESL Podcastと酷似している気がします。しばらく、どんな感じか聞いてみようと思います。https://itunes.apple.com/jp/podcast/culips-esl-podcast/id279999557
⑤Erin Burnett OutFront (audio)
早口ですけど、なんとかついていける感じです。こちらは女性なので、上記の①CBSの男性の声ばかりを聞くよりはバランスがよくなるかもしれません。https://itunes.apple.com/jp/podcast/erin-burnett-outfront-audio/id475738195
インターネットの時代になり、英語学習の教材がタダで豊富に利用できるよい時代になりました。残る問題は「やる気」の維持かもしれないです。
2013年8月25日日曜日
”Quiet” -Susan Cain- (その3)
キンドルペーパーバックである標記本の、その2の続きです。
人種文化の違いが、外向性、内向性の違いを生み出している典型的な例として、中国人(アジア系)とアメリカ人(欧米系)の比較で考察しています。予想通り、アジア系では自分の意見を主張せず、しゃべりまくったりしないことが「美徳」とされている一方で、欧米系では、全く逆で外向的な態度が評価されることを取り上げています(かなりのステレオタイプな見方に基づいている気もしますが)。文化的な違いの理由として、一つには儒教の影響、もう一つにはグループアイデンティティによると考察しています。個人的には、世代間での違いも大きいと思います。外向的で物怖じしない若者が増えてきたことは、日本も随分と欧米化されてきたことが影響しているのでしょうか。
「外向性」であることがよいとされることが多いのですが、内向性であっても「外向性」を演じることでその恩恵をうけることが可能であると述べています。外向的に見えても実は、そのフリをしている人がそこそこいると言っています。従って、ビジネスの局面では、あえて外向的に振る舞うことでリーダーシップをとることも可能でしょう。
最後に教育や育児の際に、内向的な子供に対する接し方が述べられています。現在の「学校」のしくみが内向的な子供に対しては合っていないことが指摘されています。内向的な子供にとってはみんなの前で発表したり、自分の意見をグループで述べることが苦手でも、それを無理に強制しようとすることはよくないようです。それでも、ある年齢に達したら外向的に振る舞う術を「教育」することが、世渡りの技術として教育されてもよいかと個人的には感じます。
「外向的で活発であること」がよいとみられる一般的な見方に対して、「内向的で物静かであってもよい点が多くある」ことを、多くの研究結果から示している内容であるとまとめることができるでしょう。
人種文化の違いが、外向性、内向性の違いを生み出している典型的な例として、中国人(アジア系)とアメリカ人(欧米系)の比較で考察しています。予想通り、アジア系では自分の意見を主張せず、しゃべりまくったりしないことが「美徳」とされている一方で、欧米系では、全く逆で外向的な態度が評価されることを取り上げています(かなりのステレオタイプな見方に基づいている気もしますが)。文化的な違いの理由として、一つには儒教の影響、もう一つにはグループアイデンティティによると考察しています。個人的には、世代間での違いも大きいと思います。外向的で物怖じしない若者が増えてきたことは、日本も随分と欧米化されてきたことが影響しているのでしょうか。
「外向性」であることがよいとされることが多いのですが、内向性であっても「外向性」を演じることでその恩恵をうけることが可能であると述べています。外向的に見えても実は、そのフリをしている人がそこそこいると言っています。従って、ビジネスの局面では、あえて外向的に振る舞うことでリーダーシップをとることも可能でしょう。
最後に教育や育児の際に、内向的な子供に対する接し方が述べられています。現在の「学校」のしくみが内向的な子供に対しては合っていないことが指摘されています。内向的な子供にとってはみんなの前で発表したり、自分の意見をグループで述べることが苦手でも、それを無理に強制しようとすることはよくないようです。それでも、ある年齢に達したら外向的に振る舞う術を「教育」することが、世渡りの技術として教育されてもよいかと個人的には感じます。
「外向的で活発であること」がよいとみられる一般的な見方に対して、「内向的で物静かであってもよい点が多くある」ことを、多くの研究結果から示している内容であるとまとめることができるでしょう。
2013年8月11日日曜日
”Quiet” -Susan Cain- (その2)
標記の本を未だに読みきれておらず(現在、42%くらいです)、今回も途中までの面白そうな点をアップします。“Quiet: The Power of Introverts in a World That Can't Stop Talking”by Susan Cain(その2)です。(その1はこちら)
「ブレインストーミング」に関して、みんなでアイデアを出すのはよい方法であると考えられていますが、「才能のある」ヒトの能力を十二分に発揮させたいのであれば、必ずしもベストな方法ではない事例が紹介されています。大きな発明をできるようなヒトにとっては「グループワーク」ではなく、むしろ一人でこもって集中したほうが能力を出しやすく、そういったヒトは内向的なヒトが多いと分析しています。
幼児期からの観察によって内向人間と外向人間を区別する研究の結果は面白いです。幼児に刺激を与えて「たやすく反応するのが外向人間で、なかなか反応しないのが内向人間である」、と考えがちですが、実は逆だというのです。内向か外向かの違いは、外部に対する刺激をどの程度求めるかによるらしいのです。
人間は基本的には何らかの刺激を求めており、「十分な」刺激のレベル(閾値)はヒトによって違い、そのレベルは外向人間では高く、内向人間では低いようなのです。従って、幼児期の段階で容易に泣いたり笑ったり外部の刺激に反応しやすいのは、将来の内向人間であるということです。
なので、大人になって人前で話すのが苦手である現象は、その状況がそのヒトにとっての刺激のレベルをオーバーしているからであり、緊張しないヒトにとっては、まだ刺激レベルにまで達していないと考えられているようです。(ただし、結果に対する原因はただ一つが対応しているわけではないので、現実の世界では一対一の対応で説明できるほど単純ではないとも言っています。)
外向人間のほうがパーティー好きであったりするのも、刺激を求めるためだと考えると納得のいく説明です。
(たぶん)その3へ続く。
なぜか、キンドル版で2種類あり(いまさら気づきました)、今回リンクを貼り付けたもののほうが40円くらい安いようです。
「ブレインストーミング」に関して、みんなでアイデアを出すのはよい方法であると考えられていますが、「才能のある」ヒトの能力を十二分に発揮させたいのであれば、必ずしもベストな方法ではない事例が紹介されています。大きな発明をできるようなヒトにとっては「グループワーク」ではなく、むしろ一人でこもって集中したほうが能力を出しやすく、そういったヒトは内向的なヒトが多いと分析しています。
人間は基本的には何らかの刺激を求めており、「十分な」刺激のレベル(閾値)はヒトによって違い、そのレベルは外向人間では高く、内向人間では低いようなのです。従って、幼児期の段階で容易に泣いたり笑ったり外部の刺激に反応しやすいのは、将来の内向人間であるということです。
なので、大人になって人前で話すのが苦手である現象は、その状況がそのヒトにとっての刺激のレベルをオーバーしているからであり、緊張しないヒトにとっては、まだ刺激レベルにまで達していないと考えられているようです。(ただし、結果に対する原因はただ一つが対応しているわけではないので、現実の世界では一対一の対応で説明できるほど単純ではないとも言っています。)
外向人間のほうがパーティー好きであったりするのも、刺激を求めるためだと考えると納得のいく説明です。
(たぶん)その3へ続く。
なぜか、キンドル版で2種類あり(いまさら気づきました)、今回リンクを貼り付けたもののほうが40円くらい安いようです。
登録:
投稿 (Atom)
.jpg)
