2018年5月1日火曜日

「ねこはい」 と 「ねこはいに」 南 伸坊

 はじめに「ねこはいに」の表紙を見かけたとき、「ねこ」は「猫」だろうと認識できたが、それにつづく「はいに」の意味するとこが掴めなかった。本の中身を見て、「ねこはいに」は「猫俳句その2」だとわかった。(したがって「ねこはい」は「猫俳句(その1)」なのだろうが。)

「ねこはい」のほうでは、
ひにすける
ひにかげるはや
なつこだち

のように俳句ぽいのもある(日に透ける、日に陰る早、夏木立)が、その一方で、

はととった
こともあったな
いまはむり

のように、カレンダーにもなっている「猫川柳」を思い出させるものもある(伸坊さんも別に「俳句」ではないと思っているのでしょうけど)。

「ねこはいに」もこんな調子で、脱力系書籍(絵本)の範疇に入るだろう。猫絵本コレクター必須(?)かもしれない。

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